夕張市の今 石炭炭鉱の閉山と自治体の財政破綻

夕張市は昔、炭鉱・石炭により栄えていた地域なのですが、時代の変化とともに、高額の借金を背負い財政破産に陥った自治体です。現在、財政再建団体となり、いろいろと方法を模索していますが、人口減少もあり、借金の返済は厳しい状況のようです。

◆Coal 自治体の財政破綻

北海道夕張市は、石炭によって栄えた町で、 昭和35年には、116,908人という最多人口を誇りました。 しかし、時代の移り変わりとともに、炭鉱は次々と閉鎖(夕張炭鉱と石炭) 炭鉱閉山処理の費用や、遊園地、観光事業への移行失敗、増大する維持費、ヤミ債券問題などもあり・・・、 ついには、財政破綻と相成りました(夕張市の破綻原因

◆Coal 財政破綻からの建て直し

財政破綻後は、市税の引き上げ、ごみ・下水道・施設使用料金など、あらゆる物を値上げ。 公共サービスの低下と値上げにより、人口減少が加速、1万人は当に割り切り・・・、 平成27年の国勢調査では、8,845人にまで人口が減少しています。 バリバリ夕張CM「今・・・、夕張は、バリバリ面白い、バリバリ夕張!」 今では、CM当時のような勢いはありません。 夕張市による財政建て直しの計画 厳しい状況に追い込まれた夕張市は、思い切った改革に乗り出しています。 1.人口に対するインフラ維持費を少なくするためのコンパクトシティ計画(人口減少とコンパクトシティ)   市内に走る鉄道も廃線とのこと(新夕張駅−夕張駅を結ぶ16.1kmの区間) 2.歳出を少しでも減らすため、職員数の削減と大幅な給与減額(夕張市長と職員の給与)   職員数は半分以下となり、給与が42%カットという時期も・・・、   市長に至っては年収が300万円台・・・、手取りの金額が15万・・・ 3.サービスの値上げや、ふるさと納税による歳入の増加(特産品、夕張メロンもらえます)

◆Coal 廃墟化など、夕張市における問題

夕張市は、人口減少や歳出削減に対応するため・・・、コンパクトシティを目指しています。 1.人口減少による空家の増加。 2.引っ越しによる郊外の空き家化。 3.使わなくなった公共施設の閉鎖。 当然の流れですが・・・、こういった理由により一部?地域の廃墟化が進んでいます。 権利関係や、予算の問題などもあり、更地にすることも出来ません・・・ このほか、若い人がどんどん市外へ出ていくため高齢比率が増加。 商店数や観光客の減少など、問題が未だ山積みです。
◆Coal 観光名所や公共施設について
夕張市には、石炭博物館(夕張リゾートが運営する石炭の歴史村)をはじめとした観光名所があります(夕張市の観光スポット) 夕張市の観光名所一覧(夕張市より) http://www.city.yubari.lg.jp/contents/sightseeing/facility/ 夕張市の宿泊施設一覧(夕張市より) http://www.city.yubari.lg.jp/contents/sightseeing/lodgment/ 夕張市の医療機関一覧(夕張市より) http://www.city.yubari.lg.jp/contents/life/hoken/iryokikan/ 夕張市立診療所は、指定管理者運営となりました。
◆Coal 夕張メロンとカレーそば
夕張メロンは、高級メロン筆頭ブランド、夏になると、夕張市の直売所に夕張メロンが並びます。 このほか、夕張市へ一定額のふるさと納税をすると・・・、 特産品として、夕張メロンが贈呈されます。 夕張メロンは、長持ちしないそうなので買いすぎ注意、お早めに食べましょう。 ※夕張メロンばかりが有名ですが、夕張市には、カレーそばなるご当地グルメが存在します。  残念ながら、カレーそば本家は暖簾を下ろしているそうですが・・・、  夕張屋台村や吉野家本店において、カレーそばを扱っているようです。 TOPに戻る:夕張市の今・現在
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