◆Coal 夕張炭鉱と石炭について
北海道夕張市は、石炭によって栄えた町です。
夕張炭鉱では、良質な製鉄用コークスが取れることで有名でした。
しかしながら、
石炭から石油へ!石炭なんて旧世代の燃料さ!
また、
質が高く安いのは外国産の石炭!
という2つの事由があり、自然と炭鉱が閉鎖されていきました・・・
※製鉄用コークスは鉄鉱石中に含まれる酸素などの不純物を取り除くために使用されます。
自然界にある鉄は錆びていますので、製鉄において、コークスは不可欠です。
◆Coal 石炭の歴史村、夕張リゾート
石炭の歴史村は、夕張市にあるテーマパークのことです。
石炭、炭坑から観光へ!という中で生まれた観光名所の1つ。
夕張鉱山の跡地を利用しており、遊園地なども併設されていました。
運営実態としては、赤字を垂れ流すだけの施設であり、破綻と共に閉鎖される予定でした。
しかしながら、歴史的価値が高い施設ということで閉鎖されず、
夕張リゾート運営の下、炭鉱部分は今なお健在です。
◆Coal 記念館・夕張市石炭博物館について
夕張市石炭博物館は、テーマパーク石炭の歴史村の主要施設の名称です。
所在地は、北海道夕張市高松7−1
石炭の記念館・博物館としては、国内最大級です。
http://www.yubari-resort.com/contents/facility/museum/
◆Coal 再び石炭時代が訪れることはあるのか?
よく、石油や石炭は有限の資源!
石油の採掘可能年数は35年だの170年だのいろいろありますが・・・
実際のところ、100年、200年経っても石油が余り過ぎという状況でしょう。
採掘可能年数というのは、
実際の埋蔵量と使用される石油の量から計算する訳ではありません。
石油埋蔵量を、現在の技術や価格で採掘可能な量として、採掘年数を計算しています。
そのため、技術の向上や採算無視という条件にすると、
一気に
石油埋蔵量ならびに採掘可能年数が増大します。
そのため、100年や200年で、地球上から
石油が枯渇、無くなるなんてことはあり得ない話なんです。
石油の先行きが長い以上、石炭が日の目を見るという状況は、なかなか見えてきそうにありません。
石炭需要が急増し、夕張鉱山が大復活なんてのは、夢物語。
需要があったとしても、人件費を考えるとつらいところ・・・
※石油の時代と言いますが、石炭の需要は現在もかなりのものです。
◆Coal 石油が枯渇することはない
近年では、藻から燃料を作り出したり、水素自動車が生まれたり、核融合炉が研究されたり、
シェールガスやメタンハイグレードが出てきたりと・・・、石油の代替となる燃料技術が次々と出現しました。
しまいには増産に次ぐ増産。
逆オイルショックで、石油が暴落する始末です。
石油無限論、地中の微生物やプランクトンが石油を精製しているため、
石油は枯渇しないといった、本当かどうかわからない話まで出てきているという・・・
まあ、藻が燃料を作るくらいですから、微生物やプランクトンに出来てもおかしくはないですね。
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夕張市の今・現在