夕張市の今 石炭炭鉱の閉山と自治体の財政破綻

夕張市は昔、炭鉱・石炭により栄えていた地域なのですが、時代の変化とともに、高額の借金を背負い財政破産に陥った自治体です。現在、財政再建団体となり、いろいろと方法を模索していますが、人口減少もあり、借金の返済は厳しい状況のようです。

◆Coal 市長の報酬や市役所職員の人件費

財政破綻した夕張市では、徹底したコスト削減のため・・・、 人員削減や報酬・給与の減額を押し進めています。 公務員の給与が高すぎる! 税金食いやがって・・・、公務員は給与を減らせ!などとよく言われますが・・・、 夕張市におきましては、当てはまりません。

◆Coal 夕張市の人口と職員数の推移

見ての通りですが、夕張市は破綻してから職員の方の給与を大幅に引き下げました。 平成19年と平成17年を比較すると、実に約42%という大幅な賃金カットです。 職員数も約55%減という凄まじさ・・・ 給与が大幅に減らされたうえ、1人あたりの業務量も増加。 天国から地獄とは、まさにこのことですね。 ※夕張市の人口は、住民基本台帳ベースです。

◆Coal 夕張市の職員数と平均給与

夕張市の職員さんの給与は、以下のように減額されているとのことです。 ※平成19年4月より、一般職職員の給与月額を30%削減。  平成22年4月より、20%削減に改善。 ※平成19年4月より、期末手当を2か月分削減(年間支給2.45月) ※平成21年12月より、期末手当の支給額を1か月分削減(年間支給3.15月) ※平成19年4月より役職加算を凍結。 ※平成19年4月より特殊勤務手当を廃止。 ※平成19年4月より管理職手当支給率を削減。  課長級は10%から2.5%、主幹職は10%から2.5%  平成23年資料(平成22年度人件費)によると、若干回復したという記述が見られます。 ※平成22年4月より、技能労務職に該当する職員なし(平成25年度資料より) 公務員という安定した立場にも関わらず、このような賃金カット・・・ 通常では、考えられないような事態です。
◆Coal 夕張市の市長や議員の給与・手当
破綻後の夕張市の市長としての年収は300万円台。 破綻前の前市長は2.7倍近い金額だったというのに・・・ 番組により公表された数字によると、 現在の市長さんは、給与の総支給が259,000円(課税対象額221,692円) いろいろと控除され差引支給額、手取りが158,037円。 ※手取りが低すぎる・・・、おそらく社保や源泉税のほか何らかの控除がある。  住居の半額負担?ほかに所得があって住民税が高いのか? ボーナスは、2.45月で634,550円ですが・・・、 こちらは、カットされているか良く判らない、あったとしても色々と天引きされてどれ位の額になるやら。
◆Coal 大卒初任給と高卒初任給
夕張市における初任給は、以下のようになっています。 はじめは低いですが、だんだんと昇給していって・・・、今の夕張の場合どうなんでしょうね・・・? TOPに戻る:夕張市の今・現在
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